景興通宝  後黎朝(Lê Kings under the Trịnh)1573-1788



景興通宝Cảnh Hưng Thông Bảo)1740-1776

黎顯宗(Lê Hiển Tông)1740-1786の時代。

広南阮氏とは休戦状態らしく国も安定します。そういう理由か景興通宝は種類豊富ですな。

しかし安定も続かず1771年に西山の乱が勃発してからは戦闘が再開します。


無背の普通銭が多種多様ですが特に集めてはおりません。わかりやすい物のみ所持。(爆)

安価ですしコレクション向きでしょう。





左は略宝。下図の物は背が錯笵ですな。

真中は略興大字でしょう。宝の足が跳ねているのが略興小字でしょう。ノゝ

右も同じく略興大字だと思います。直径が違いますな。


Barker #68.37      Barker #68.35      Barker #68.35 

(2017.01.21 真中と右を追加。)







左は篆書の円画大字と言われる版。

右は篆書の長足興。


Barker #68.43     Barker #68.46に似る 







左が背山南

真中が背京。背京で直径の大きいタイプです。

右は背京 下星。郭に寄っている小さな星です。


Barker #68.58      Barker #68.59     Barker #68.61 








左は背一

真中も背一。当方の所持品は背二にも見えなくもありませんが二は無し。(爆)

右は背北。こじつけの様にも見えますが「北」以外でこういう形状は無いでしょう。(爆)


Barker #68.62      Barker #68.62      Barker #68.63 

(2017.01.21 左を追加。)








下図の3枚は背下帛

左ですが、小帛なんだか大帛なんだか当方には判りません。(爆)  文字が小さ目ですな。

真中が小帛なんでしょうか? 興の字も違いがあります。

右が大帛に見えますな。いや〜背下帛の種類は2種類だけじゃないみたい?


Barker #68.64      Barker #68.64       Barker #68.64 

(2017.01.21 真中と右を追加。)







左は背上中

真中は背下中

右も背下中ですが、中の縦棒が縁に乗り上げているタイプです。よく見えませんな。


Barker #68.66      Barker #68.67     Barker #68.68 



よく見えないので写真を追加掲載。中の中棒が乗り上げている所がよくわかる図。


(2017.01.21 別アングルの写真を追加。)








左は背山西、コ頭通、大字。山西はソンタイ市の事でしょうか?ハノイの隣にありますな。

真中は背山西、コ頭通、小字。

右は背山西、コ頭通、2点通。背の「山」は左右の縦棒が下に突き出ます。背が広郭ですな。


Barker #68.69      Barker #68.71     Barker #68.72 







左は背山西、マ頭通。これも背の「山」は左右の縦棒が下に突き出ます。跳ねも大きい。

真中は昂通背工。これは楷書タイプですな。

右は背太。見にくいですが背の右にうっすらと「太」の文字があります。


Barker #68.73      Barker #68.76     Barker #68.78 



太の文字も見にくいので参考写真を掲載。

(2017.01.21 別アングルの写真を追加。)







真贋は永遠の謎。

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