その他 明朝後期         (2014.11.01 9枚を追加し整理しました。)

ちょっと明朝銭が寂しいので珍品ではありませんが置いておきます。



下図は大明通宝。 南明銭です。2枚とも大字の背師ですが 有名品なので偽物だらけです。

左は大きさが小さ過ぎ。右は白銅質で文字があやし過ぎ。いけませんな。(爆)





下図は隆武通宝。南明銭です。背南はけっこう高額です。背留は稀少品ですな。

左は背戸。光背(無背)よりは価値がありますが五十歩百歩で安いです。

右は折二ですな。中国古銭大集の評価額は180元ですから入手もし易い方でしょう。






下図は永暦通宝。これも南明銭。バリエーション豊富なのでコレクション向きですな。

左の光背闊縁はこれと言ってカタログ掲載も無いですが普通品でしょう。

右は大型の背壹分で薄いです。安価。当方の所持品は「分」の箇所に穴があります。(爆)

  「壹」の豆のソ部分が縦の物は評価額も少しアップします。 






下図は大順通宝です。張献忠の銭です。 西王賞功の所でちょっと書きました。

左は 背工。真ん中が光背。安いです。(爆)

右が背戸。こちらは安いなりにも評価が付きまして数千円台の前半と言った所。






左と真中は昭武通宝。呉三桂の銭です。呉三桂の話は利用通宝の所に書きましたな。

  両方とも下点武ですな。上点武も同じで安価ですよ。

右は裕民通宝の背一分。これも三藩の乱に関係した銭です。福建の耿精忠ですな。

  まあ背一分も安価です。





張献忠から三藩の乱にかけては虐殺だらけの非常に血なまぐさい殺戮の歴史です。

こんな事したら末代まで呪われて国が滅ぶ事になるかも知れませんな。

最もすぐれる戦い方は「戦わずして勝つ」ではないでしょうか?




真贋は永遠の謎。

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