㋺ 大遼国宝
下の2枚が「大遼国宝」小平銭。
大先生の本によると会同元年11月の鋳造とあります。
という事は、同じ文字を流用した前ページの別版大丹国宝も同時期と予想されます。
下図の物は折二〜折三の大きさ。背は光背で、その下の陰刻契丹文よりも少ないと思います。
この銭の鋳造年代は特定出来ませんな。小平銭と同じ会同元年と考えるのが妥当でしょうか。
上の銭を元にして、背に陰刻した第二版の銭が下図の物です。
よって直径が少し小さい。
「大遼国宝 折二 背陰刻契丹文」。こちらの折二銭は時代が違います。
先生方によると背の契丹小字は「寿昌万年」です。よって寿昌年間ですな。
小平も折二も銀銭や鍍金などが存在する様です。
さて、背の陰刻契丹文です。「寿昌万年」との事です。
下の文字は不明のまま終了。
真贋は永遠の謎。大辽国宝:ダーリャオグオバオ。
契丹文字の読みと解釈は全て他所からの引用です。