大遼国宝


下の2枚が「大遼国宝」小平銭。

大先生の本によると会同元年11月の鋳造とあります。

という事は、同じ文字を流用した前ページの別版大丹国宝も同時期と予想されます。





下図の物は折二〜折三の大きさ。背は光背で、その下の陰刻契丹文よりも少ないと思います。

この銭の鋳造年代は特定出来ませんな。小平銭と同じ会同元年と考えるのが妥当でしょうか。

(2013.09.30 追加)




上の銭を元にして、背に陰刻した第二版の銭が下図の物です。

よって直径が少し小さい。

「大遼国宝 折二 背陰刻契丹文」。こちらの折二銭は時代が違います。

先生方によると背の契丹小字は「寿昌万年」です。よって寿昌年間ですな。



小平も折二も銀銭や鍍金などが存在する様です。



さて、背の陰刻契丹文です。「寿昌万年」との事です。

tumu?=万、
ai=年、は 何度も出てきますのでOKとして、
上は 
s-en=寿  ですが、
だけで「寿昌」という場合もあるとの事です。
よく見る寿昌は「グレート寿」と2文字で書いて 
 ですな。

下の文字は不明のまま終了。





真贋は永遠の謎。大辽国宝:ダーリャオグオバオ。

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契丹文字の読みと解釈は全て他所からの引用です。