②建国前の契丹銭
「遼銭系列」とか遼銭に含まれるといった記載がある初期の古銭を集めてみました。
いわゆる下図の古銭です。
大契丹国(遼)の建国以前というのは、具体的に何時なんでしょうか?
資料も乏しい時代の、比較的判り易い契丹銭として、「太元貨泉」を掲げました。
次に記録がはっきりしてきた時代、
紀元750年頃に契丹族の遙輦氏が、契丹諸部族を統治していた時代がありました。
その頃の契丹銭は
「通行泉貨」、「貼巡」系列、「大丹重宝」、建国前夜の頃の「千秋万歳」などです。
千秋万歳は種類が多く、建国後も鋳造したので、 ⑤千秋万歳及び吉語銭 で紹介します。
これ以外にも、奇怪な絵文字の初期契丹文?の古銭があります。
そちらは一般的ではないという事で、⑧謎の契丹古銭 で数種類を紹介致します。
真贋は永遠の謎。