⑤千秋万歳及び吉語銭


遼の絵銭ですが、それぞれの古銭には色々と背景がある様です。


下図は「天策都師_楚王尚父」銭。 契丹なので読みが上下左右で普通じゃありません。

どうやら五代十国の「楚国」に関する記念幣であるとか?

楚国は契丹との間で交易があったとか、そんな説がある様です。

湖南省博物館にも同じものが収蔵されているとの事。

価格がつけられない程の希少品とか? 冗談じゃない事を願っています。(爆)


(2020.05.14 追加。)
“天策都师,楚王尚父”钱考   “天策都师,楚王尚父”钱考


何で当方が持ってるんだろね?(爆)

タイミングと財布の具合が合えば、この古銭も貴方の手元に行くかも知れませんな。





さて、有名な絵銭である「千秋万歳」銭ですが、厭勝銭、吉語銭、花銭(絵銭)ですか?

大先生によると千秋万歳銭はちょくちょく鋳造され発行されたとあります。

官銭、賞賜、記念の他に、流通通貨もあるので全部が絵銭という事では無い様です。


また遼の一国二制度という国家体制を反映して、

契丹族の千秋万歳銭に対し、漢族&渤海人のための千秋万歳があり、

両者の銭は材質、形状、風格に著しい差がある、と記載があります。

当方には見た感じ判らんです。(爆)


下図の物は燕雲十六州の鋳造でしょうか? 唐なら幽州と言われた地域。

燕雲十六州は後晋から割譲を受けて遼が支配していました。

これが漢族&渤海人の使用銭なんでしょうか?


まあ、入り口用画像としますた。



その他に「皇帝万歳」銭、「福徳長寿」銭などもここで紹介します。

いずれも遼の国家が鋳造した記念の銭という説です。

民間の鋳造銭など此処で掲げた以外の花銭とかもありますが、当方は詳しく無いのです。


あまりに奇怪な文字の物は ⑧謎の契丹古銭 に回しました。



真贋は永遠の謎。

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