千秋万歳4

スペシャル銭のシリーズです。


スペシャルな銭は見た目の錆色や追加した背の文字形状、どう見ても共通点が多いです。

つまり、まとめて同時に作られたんじゃないでしょうか?


西遼の延慶元宝などもスペシャル銭がありますから、西遼の鋳造ではないか?

大遼の過去の栄光に寄り掛かろうとして、昔の銭を再鋳造したのではないか?

(まあ贋作業者がまとめて同時に作ったら似た様な錆加減になりますな。)爆)


更に、オリジナルの銭と比較して大きさがけっこう縮小しています。

母銭など既に失われた後の時代に作った、悪く言えばコピー銭な訳です。

そういった所も西遼の時代という説を裏付けるのではないかと思っています。

また西遼と言っても現代から見て区別をつけているだけで、遼の後継という訳です。

大遼→北遼→西遼という感じで国家の場所は変わりましたが、連続している訳です。



スペシャル型の千秋万歳銭。「背大遼万巡」

右のサブメニューの千秋万歳2に同型の物を掲げましたが、

こちらのスペシャル版はけっこうサイズが縮んでます。



さて、文字通り取って付けた「大遼万巡」。

初めて見た時にはイケない品物と思いましたね。ファンタジー古銭と思いました。

大遼なんて付けてマニアを騙せると思うのかこのポン助が。

とか何とか。



下図もすぺしゃる銭です。ファンタジーと疑いつつ面白そうなので入手しておきました。

今となっては英断でしたな。 稀少品です。面に大遼巡貼、背は月日万万ですか?

後付けの痕が完璧に残る万万。大遼巡貼は逆回転読み。すごいですな。


これらの千秋万歳スペシャル銭については先生方のブログをご訪問下さい。

・・・(閉鎖された様です。)





真贋は永遠の謎。海外オークションでは、Chiaki Long liveという品名でした?

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