大型 半両


地面を古銭の形にえぐって、木の棒で「半両」と彫り込めば型は完成。

そのまま溶融銅を流せばとっても簡単に作れますよ。偽物が。(爆)

流し込む銅があふれない様に調整する所がポイントですな。



本物ならば、これは漢代に副葬品として作られた半両でしょうか。

ブ厚いですな。 鳩サブレーみたいな断面です。






(2013.12.26 下図の2枚を追加)

大型の半両という物は普通ならば下図の左側の様な古銭です。

まあ秦半両なんですが左の物は早期か後期かちょっと判断が難しいです。

厚みが薄いですが、もう少し厚い物もあり更に高価となります。

右の物は比較用の掲載で、普通品の大きさですな。早期の戦国半両と思います。


左の大型半両は見た目に汚く見えますな。ビニールが溶けた燃えカスに見える。(爆)

右の銭は典型的な青銅色で普通の錆です。


でもこの汚く見える錆、かなり固いんですな。洗った程度では取れません。何故でしょう?


と言う訳で拡大してみます。

黄色矢印の箇所ですが、緑色の玉みたいな物が見えますな?

これは孔雀石ですよ。緑色の箇所全部が孔雀石になっている訳です。

まあ2千数百年経った場合には化石になるという、紀元前の古銭で御座います。

溶けたビニールじゃありませんでした。(爆) 錆もちゃんと評価しましょう。



2500年経過するとタンス預金にも利子ならぬ石が付く。(滑)






真贋は永遠の謎。 大金をつぎ込んではいけません!入手する貴方は散財家。(爆)

→次のページ   (爆)とは? 爆謎です。(爆)