大泉五十〜五千


下図は大泉五十です。前漢末の「新」で王莽が作った六銭の一つですな。

下図の左は文字がシャープで状態が良い。縁の部分も2段になっています。そして背四出。

真中はボテッとしてゴテゴテしています。腐食の影響もあると思います。

右は薄く華奢な作りです。穴も大きいので軽い。


左の銭は魚肉ソーセージを輪切りにしたみたいなツルツルの側面仕上げです。

四出の線が手足で、ヤッターって飛び跳ねてる。(爆)



ここから下は同じ様な大泉◯◯という物ですが、時代が違います。「呉」になります。

呉と言えば三国志演義。 そして各々は大泉五十から大泉五千までサイズの関連性は無し。

まあ、現代でも十円硬貨の地金10個分の価値が百円硬貨にあるのか判りませんです。

書かれた額面の信用がある、という訳です。

大泉五十を集めて溶かし大泉五千を作れば大儲けですが、バレたら死刑かも、という信用。


下図は「大泉二千」で小字と思います。





下図の2枚は「大泉当千」。

左は本物らしい品物ですが、右は若干怪しい感じもします。よって右は真贋不明です。

大泉当千は下図のサイズの他に、小さいのから大きいのまで色々あるらしいです。


(2013.12.26 左の銭を追加。)




下図は「大泉五千」。


まあこの辺の真贋は全く判りませんな。期待しないで下さい。







大泉つながりで、大泉洋はローカルタレント?




真贋は永遠の謎。 大金をつぎ込んではいけません!入手する貴方は散財家。(爆)

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