秦代、第十古銭


秦代の宮廷で使われた玩具という説があります。下図の物以外には、

「第四」「第十六」「第二十」「第二十三」などが存在する様です。

http://baike.baidu.com/view/6488928.htm


2003年に、河南省洛陽市の邙山郷にある前漢の墳墓から第十古銭が出土しています。

http://www.doc88.com/p-977394155230.html

(洛陽市邙山郷=洛阳市邙山乡 、前漢=西汉。 検索時にご使用下さい。)

よって秦じゃなくて前漢かも知れません。

洛陽は古墳だらけで埋蔵物の宝庫らしいですな。2012年6月にも洛陽にある唐代の墳墓から

盗掘を免れた200点以上の唐三彩(陶磁器)が出たというニュースがありました。

まだまだ珍品古銭は出土するかも知れませんよ。


さて、玩具のお金という事は、つまり子供銀行券? 子供銀行券と言えば人生ゲームだ。

秦代の人生占いみたいな物でしょうか? もしかして八卦太極図とか羅径がルーレット?

そういえば人生ゲームには約束手形という物もありましたよね。


つまり2500年くらい経ってる子供銀行券の約束手形(仮説)。けっこう深い話ですな。


左が「第十」、右が「第十一」。「第」の上などに石目の痕みたいな縞が見えます。




左が「第十八」 右が「第十九」。こちらの2枚は怪しいです。



子供銀行券以降はもちろん作り話ですよ。

話のポイントは、人生ゲームを主題に置いたとしても説明可能である、という所です。

屁理屈でウソ仮説を構築できるという事です。いくつか真実を混ぜれば完璧ですな。


それでは、この第十古銭はどんな玩具として使用されたのでしょう。最も可能性があるのは、

共和制ローマからシルクロード経由で伝わった「盤すごろく」です。 時代的にも合いますな。

第十古銭はその駒ではないかという説です。正倉院御物にも木画紫檀双六局があります。

とか何とか。信じてはいけませんよ。これも当方の作り話ですよ。

共和制ローマと、盤すごろくと、正倉院御物は関係ありますが、第十古銭との関係は不明。


よって仮説っていう物に100%は無し。信じるにしても70%とかにしておきましょう。

確定された歴史だって、新発見とか最新の解析法とかによって覆る事もありますよ。




真贋は永遠の謎。大金をつぎ込んではいけません!入手する貴方は散財家。(爆)

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