招納信宝、宋代の宮銭


下図の左は「招納信宝」銅銭です。銀銭もありますな。


紹興元年(1131年)の鋳造。

南宋と金朝の間で和解に向かう直前に使用された暗号銭との事。

http://baike.baidu.com/view/1250730.htm


「買収した金朝の兵士を見分ける時に使った」という感じですかね?

当方は中国語が判らんので厳しいですな。

これをヒントに皆さんで調べてみてはどうでしょう?


上図の真中は「福寧万寿」。右は「寿慈万春」。南宋宮銭です。

何かのお祝いの時に作ったんでしょうかね?

銀銭もあるらしいです。



下図の左は「寳祐萬年」です。 右は「景定萬年」。いずれも直径2cm。

宝祐年間(1253〜1258年)は、皇宋元宝を鋳造していました。

景定年間(1260〜1264年)は、景定元宝を鋳造していました。




景定の終わりから10年後、1274年には、早くも日本に元寇が来ています。

もうすでにモンゴル帝国は強大になって参りまして、南宋も終わりが近いんですな。






真贋は永遠の謎。宮銭って、なんだろな〜?

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