純熈元宝、紹熈通宝、紹熈元宝 から少々


下図は「純熈元宝 折五 背同」。

資料に記載があるのは鉄銭の小平で、折五の銅銭は掲載されていません。これも大珍品か?

鋳造された時期がすごいですよ。

南宋の乾道9年(1173年)年末の冬至に、改元を行い元号を純熈と定めた。

しかしわずか6日後には淳熙へ改めた。一体何があったんでしょうかね?

その6日の間に純熈元宝が作られたんですか? 皆さん調べてみては如何でしょう?





下図は「紹熈通宝 篆書 背定三」ですか? 厚みが2.0mm。鉄母なら微妙な厚みですな?

直径も1mm位小さいか? 何かバランス的に三の線が長過ぎる気がしてきました。(爆)





下図は左から「紹熈通宝 折五 背四」「紹熈元宝 折五 背四」。未発行銭という事です。

紹熈四年に試鋳なので背四。







真贋は永遠の謎。

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