聖宋重宝と紹定元宝    (2014.04.07 このページを追加)

アヤシー! とも思いますが、掲載してみます。(爆)


下図左は聖宋重宝 背”利壹五” の鉄じゃなくて銅銭です。

右は紹定元宝の小平銅銭です。




聖宋重宝は鉄銭の方が中国古銭大集に掲載されています。南宋銭ですな。

場所は四川省の利州に設置した利州監址という防衛拠点(見張り所みたいな)で鋳造との事。

利州監址が紹興15年に建てられたので利州監址の別名は紹興監。紹興鑑湖じゃないの?

紹興酒と関係する紹興鑑湖は無関係で間違える所だったよ。(爆)

利州監址は利州鉄監とも言われている様で、南宋の鉄銭を鋳造する拠点だった様です。

まあ利州だから「利」とある訳ですな。

折五というには直径が小さく31.5mm程度。これは カタログの拓本も同様です。

当方の所持品は銅製です。またまたこれも鉄母なんでしょうか? 不明です。(爆)


紹定元宝の方は通宝じゃなくて元宝。元宝の銅銭というのも疑問ですな。

厚みも2mmくらいありまして、材質も形状も絵銭っぽい作りです。

似た様な物を公開されている先生も居りますが、大きさが違います。

“绍定元宝”( 南宋钱【38】 宋理宗赵昀钱 )

後世のファンタジー銭に見えるんですが、如何でしょう?(爆)





真贋は永遠の謎。

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