㋺ 壬子通宝


たまに見かける「壬子通宝」、背の文字は「聖寿万歳」。

壬子通宝だと判れば色々検索できますな。清朝官銭または花銭か。


清朝の乾隆57年(1792年)この年の干支は壬子です。みずのえね。

壬子の年に作られたので壬子通宝、という事らしい。


もともと全部が金メッキなのか何なのか、下図の物はマダラに薄く鍍金が残ってます。

鍍金は目で見ると大した事がないのですが、写真にするとビカビカです。


ちょっと気になる所が、面の「子」の左下、縁の所に凹みがありますな。

baido.comなどで検索すると、多くの壬子通宝は縁の凹みが無い物が多いです。

下図と同じ凹みの同一版も少し出てきますな。少ない版が2枚集まってしまいました。

下図の2枚は全くの別ルートからの入手です。







真贋は永遠の謎。じんしつうほう。

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