㋺ 文禄通宝の疑問
これも本物なら太閤銀銭ですがそんな訳ないでしょう。
1枚が100万円で売れるなら手放します。ディスカウントも可。(爆)
よって下図の文禄通宝は太閤銭にあらず、一般的な結論は偽物という事です。
まあ簡単にイケない物で終わる前にちょっと変な話を書きます。
左と真中が銅銭。右が銀銭。3枚とも同一版で形状は完全に一致しますな。
事の発端は、太閤銀銭の天正通宝は模写銭で、オリジナルの銭が存在したとの事。
永楽銀銭と同様ですな。具体的にはこちら。 →天正通宝
まあ天正通宝の場合は偽物じゃなかった訳で、当方もびっくりです。
という事は、文禄通宝も模写銭だったりするんじゃないの?
たまに文禄というキーワードで色々調べてますが、今の所は成果無しです。
(2014.05.17 追記。)
旧銭譜をよく見ていたら似ている図がけっこう見つかりました。
むむむ似ている。困った。(爆)
先ずは「明治新撰泉譜」から引用です。けっこう似ている感じがします。
左と真中が「大正新撰古銭之栞」。右は「昭和新訂古銭価格年鑑」。
「通」の下がり具合とか、これを見ると当方の所持品は「小字」に非常に似ていますな。
下図は「愛鵞堂蔵泉搨摹鑑」拓本と思います。これは肥字でしょうか?
不眠症になっちゃうだろー!(爆)
まあ夢ですよロマンです。
真贋は永遠の謎。夢とロマンのマイホーム。日活ロマン子クラブ。
◆文禄通宝の疑問