崇慶通宝、元宝


この頃にはモンゴル帝国との間が悪化してきまして、チンギスハーンが金朝へ攻撃を開始。

エラい時代になって参りました。泰和通宝は安泰だから沢山鋳造できた訳です。

この辺からは衰退していくので古銭も稀少度が増して行きます。


下図は小平銭。左が崇慶通宝 楷書ではありますが、小さ過ぎでイケないサイズですな。

真中と右は崇慶元宝 篆書。こっちは大丈夫と思います。右は背月ですな。





下図は折二と折三です。

左が通宝 楷書の折二で大きめです。背月星です。背は標準ではありません。

真中と右は元宝 篆書の折三で背月星、鍍金ですな。同一版は同じく背月星の様です。

篆書の別版はもっとしっかりした印象でサイズが1mm程度大きめです。





下図は元宝 楷書の大き目の折三銭。


金珍《崇庆元宝楷书光背折五》铜钱展赏



崇慶通宝、元宝の折五、折十、大銭は見た事ありません。






真贋は永遠の謎。

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