㋺ 天興元宝、重宝、天興宝會
これが金朝最後の元号になります。
下図は小平銭です。
左と真中は楷書の天興元宝。篆書版もありますが当方非所持。
右は天興宝会。天興二年にモンゴル軍から逃げて、蔡州という所で鋳造したとの事。
天興宝会は金朝最後の銭です。
下図は折十銭です。右は銀銭です。本物ならば金朝最後の大銀銭でしょうか?
上記の通り下図の折十銭も天興元年の鋳造でしょう。天興二年以降は逃避行ですからね。
(2013.07.06 右の銭を追加。)
モンゴル帝国に負けちゃいました。
しかしその後、時を隔てて後金国を設立します。
後金国は後に清朝となり、大陸を支配する事と成ります。
この辺は清朝銭の最初のページでもう一回書こうと思います。
真贋は永遠の謎。
下図は同じ天興でも安南歴代銭ですから混ぜないで下さい。(爆)
「大正銭譜」からの引用です。まあご参考と言う事で。(2014.11.01 図を追加。)
天興宝會