㋺ 至寧元宝、通宝
下図は至寧元宝の小平銭です。
左と真中は独特の字で「至」には見えないです。知らないとスルーしますな。
右側は普通サイズの小平で楷書です。
下図は折三〜折五くらいのサイズです。左右は別版です。
「中国古銭大集」にも掲載があり最上級の評価となってます＝無定価。よって偽物だらけ。
下図の左の物は拓本の図に似てますな。それ以上は「中国古銭大集」では判りません。
見た目の評価として、下図の物は彫りが深く緻密といった感想に留まります。
やはり専門書じゃないと判らない訳です。
書籍「遼金銭幣」には下図の両方が掲載されており、それぞれ出土場所も明らかです。
下図の２枚と本の写真を比較すると完全同一版だと判断する事ができますよ。
一喜一憂してたら精神が病んでしまいますな。
下図の物は折三銭の至寧通宝 楷書です。問題なさそうです。
下図の物は折三銭の至寧通宝 篆書です。こちらも問題なさそうです。
これらの他に折十銭の至寧重宝があります。
真贋は永遠の謎。