金国通宝


金朝銭の中で元号銭以外の物を探しても、それらしき物は下図の金国通宝だけです。

金国通宝、折十銭のみ存在します。国号銭ですな。資料など探しても記載がありません。

先生によりますと、出土の多くは吉林省とかの東北方面という事らしいです。



「金国」とは金朝の事ですが、後金の銭という可能性もあります。

後金というのは前の金朝と区別するために現代人が呼んでいるだけで、本当は「金国」です。


※追記です。錆が変な感じですが、貴金属合金、含金、含銀銭という記事もある様です。






※更に追記です。(2015.06.04)

リンク先の「阿骨打保机」氏が記載していますが→(リンク先ページ消滅!)

コンピュータで使用されるフォントに酷似しているという話があります。

そういう観点で当方もフォントの文字を探しましたが、やっと見つかりましたよ!

下図です。(爆)




やっぱり金国通宝は完全なファンタジーなんでしょうか?


しかし阿骨打保机氏の記事にある通り、阿骨打氏が金国通宝を入手した時期は1980年代初頭。

その当時には漢字デザインを扱えるパソコンも漢字フォントも存在していません。

阿骨打氏の話が真実なら、とんだ濡れ衣という事になります。


つまり問題がシフトして、阿骨打氏に虚言癖は無いのかあるのか?がポイントです。(爆)



  




真贋は永遠の謎。

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