㋺ 天眷元宝、重宝、通宝
下図の2枚が天眷元宝の楷書 小平銭。これも天の文字が一と大に分かれてます。
また「元」の文字に特徴があります。
下図は天眷元宝の篆書 小平銭。
下図の2枚は天眷通宝の折三銭。
左が普通品。右は鍍金。メッキ厚はとても薄いです。天の字は普通です。
下図は「通」のしんにゅうが一筆で書かれている無点通ですが、有点通の版もある様です。
折三は篆書もあるらしいですが非常に稀と思います。
下図は天眷重宝の折五銭。 楷書しか見た事ありません。
天の文字が一と大に分かれてます。
下図は天眷重宝 折十サイズ。
下図の物は天眷通宝 鎮庫大銭。
鍍金をお持ちの先生も居る様ですが、先生のやつは下図の物より直径が小さいですな。
ある先生は、阜昌元宝銭のラインナップと似ている事を指摘しています。
当方は、阜昌元宝銭に似てるのは泰和通宝だけかと思っていましたよ。
そして下図のものは、背に契丹文字が刻まれている謎の天眷元宝。
この謎は契丹文篆書銭(後期)のページにくわしく記載しました。そちらをご参照。
(2017.08.19 追加。)
真贋は永遠の謎。