㋺ 至元通宝(順帝)を2種
順帝の至元年間(1335〜1340年)に鋳造。これも供養銭と言われています。
小さいサイズが色々作られたらしいですが、下図の物は折十サイズ。
下図左側はちょっと小さい所がイケない複製品を思わせる品。
右は背四体文、背四体字という物。文字の形状が微妙に怪しく模写銭を想像させる品。
右の文字はGoogleなどで 四体字銭/至元通宝 を検索すると出てきます。
背面の4字はどうやって解釈するか文字の読みに対し謎があるらしいですな。
恐らく背はいずれも中国語の音写で、至元通宝と書いてあるとの事です。
「中国古銭大集」の拓本は原寸からズレがある事が判りましたから、
左の物は本物の可能性が残ってますよ。
真贋は永遠の謎。いやー怪しい物ばかりですな。皆さんもご注意を。