天啓通宝(徐)を少々

これも紅巾の乱関連。1351年に徐寿輝という人が建国した天完国の銭。

1358〜1359年を天啓として、その年号銭が天啓通宝。


有名な明朝の天啓通宝があるので注目されません。

目立つ物は直径30mm位の、篆書の天啓通宝です。凄く稀少らしいですな。下図の物です。

篆書折二大祥と呼ばれる物です。とても人気があり偽物をしょっちゅう見掛けます。

当方もようやく偽物じゃ無さそうな、本物に見えるやつを入手出来ました。(爆)

(2013.08.17追加)

銭の作りはしっかりしており、ボケている感じはしません。

砂型ではなく粘土型?



それ以外は入手し易いかも知れません。

通のマが仰々しいのが明朝銭。寳の貝が横に幅広なのが明朝銭で何とか見分けて下さい。


下図の左は大祥と思います。

真中と右は小平サイズの篆書で、手持ちの資料に記載がありません。珍品かも?




下図の物は折三の「大天」と思います。






真贋は永遠の謎。仮想空間にある本物はファンタジー銭。

→次のページ