交鈔半分


交鈔半分、見た目には支鈔半分。地方貨の官鋳と書いてありますが、

元朝のどこの地方なのか出てきませんな。


さて交鈔というのは紙幣です。金朝が発行し始めて、元朝も交鈔を発行しました。

高額紙幣の交鈔があり、宋銭も流通しており、銅銭を発行せずとも済んだ訳です。

その代わりにインフレになったとの事です。


さて、本当に「交鈔半分」なのか?「交鈔」は紙幣の交鈔と同じ意味なのか?

そこの所は全く判りませんが、「支鈔」で検索しても情報は無さそうです。


下図の左が銅。右が銀。

中国古銭大集の拓本と違い背にも四決がありますな。文字もちょっと違います。

まあ、中国古銭大集も珍品になると拓本自体が怪しくなる物もあります。

そうなると判定不能。困りますな。







真贋は永遠の謎。

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