大朝金合を少々、怪しい大朝通宝


大朝通宝はほとんど市場に流れてないですが、大朝金合はたまに見ますよ。偽物を。(爆)


左が楷書の大きめの銭。直径はOK範囲ですが文字が判定不能で判らんですな。

 「朝」の左下部の十がナの形に曲がってる物をオークション等でよく見ますな。

真中と右が直径は折二くらいの篆書の物。こちらはまあ大丈夫かも知れません。


(2014.08.18追記)オークションを観察していたら上図右と同一版の偽物が出品されてます。

エヘヘご免なさい。確定できませんが右の物も非常に怪しい物でした。(爆)

真中の物は大丈夫かも? 錆がひどい物は判定が困難なんですな。



まあ上記の2種が中国古銭大集にも載っていて案外知られている物です。



下図の物は手持ちの資料に記載も無く、知られていません。けっこうな珍品?

左は篆書の小平銭。真中は楷書の小平銭。右は楷書の折三銭。


上図の同一版以外の、文字がボヤけている物などは偽物と思います。

背月や星の組み合わせもある様です。



篆書の折三銭も入手できました。面の四星無し版ですな。

(2013.12.01 追加。)





下図3枚は銀銭です。 右の1枚は大朝通宝の銀銭ですな。


(2013.12.01 3枚を追加。)

この小型の大朝通宝は当方の見解としては真贋不明です。少し怪しい感じもします。

北京の露店などで見掛けますな。出土銭や珍品と共にチラホラ。

しかしそういった北京の露店では上図右の古銭はあっても下記の大朝通宝を見掛けません。

上図右が激珍品などという話をされても、安易に信じられませんな。(爆)

本物だったら儲け物ですけどね。





(2013.12.01 下記の画像と文章を追記。)

大朝通宝はチンギスハーンの銀貨という事で、欧米や中東に住む収集家の間でも有名です。

よくある大朝通宝の銀銭は大観通宝や大定通宝を元にして、観→朝、定→朝とした版です。

オリエントのコインを収集している方々にはマストアイテムなんでしょうか?

欧米の市場では下図の様な大朝通宝を見掛けますが、上図右の物は見ませんよ?



需要のある有名品ですから価格も数倍になったりします。当方は手が出ませんな。

下図は某所から画像を拝借しました。 お許しを。


これは本物に見えますな。




流石に23万円は高価なので売れ残っているんでしょう。




違う物ですが、これらも本物に見えますな。









真贋は永遠の謎。いつか入手したいですな。

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