神冊元年、万年、 貳年


神冊通宝のページに、折三銭で「背陰刻契丹文」を掲載しておりますが、

あれの契丹小字は「契丹万年」でしたね。

下図の物は万年じゃなく「神冊元年」です。まあ、新元号「神冊」の記念なんでしょうな。

左右とも銅銭です。 全く特徴のある文字ですな。特に「元」の字、

これを「大」と読むと神冊大年になっちゃうんで、やっぱり「元」なんでしょう。



さて、謎は背の文字。−Θ− UFOだオーパーツですよ宇宙文字です。(爆)

...


先生方は「丹」と解釈している様です。

同じ「神冊元年」で、もうちょっとましな書体の物があり、そちらは「丹」と読める。

その別版「神冊元年」銭ですが、当方は本でしか見た事がありません。



・・・が、下図の「神冊万年」を入手しましたよ。

直径が小さくなっていますな。

上の「元年」を改造して下図の「万年」を作ったと思います。

あるいは、

上の「元年」は「万年のつもり」だったけど、あまりにも駄作なので(爆)

バージョン2として下図の「万年」を作ったんかもね?

丹の文字が普通になりました。


(2020.05.14 追加。)




よく判る別の例を示しましょう。下図の「神冊万年」です。



背を見ると、また出ましたな。アンテナキャラクター。高い声でお願いします。

こんにちわっ!

やあ、ぼくキッタンよろしくね。(爆)

...


大丹万年のページでご紹介した時に出てきた「v丹」です。

今度は書き順が合ってるみたいですよ。「はね」は右にありマトモになりました。


こちらの神冊万年銭には偽物が存在しています。完全同一版以外は怪しいですよ。



鎏金“神册万年”背契丹文“契丹皇皇”大钱欣赏





下図は「神冊貳年」銭。これに関しては資料などが見つかりません。

書籍「契丹銭樹鑑賞与投資」の契丹銭幣簡史にも重煕元年銭までは記年銭の記載が無し。

厚みがあります。

(2013.08.17追加)


代金铜合金折二型纪年钱赏析





真贋は永遠の謎。Unconfirmed-find-OOPARTS 。

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