大康五年、六年、七年


下図は「大康五年」銭。右側は銀銭です。前ページ最下の大康二年銭から改造した様です。




下図も「大康伍年」銭で、小型の銀銭。




下図は「太康六年」銭。 右側は「大康六年」鍍金銭です。

「太」「大」両方がありますが、何個か作るうちに点が欠落しちゃったんでしょうか?

書家が変わって、非常に特徴のある書体になりました。完全同一版じゃない物は怪しいです。




ここから下は「太康七年」銭です。 太康七年銭は多くの別版が存在していますが、

市場で見る物のほとんどは、下図に掲げた物の同一版です。


下図の左は、上図の太康六年銭と同じ書体です。というか改造して七年銭とした様です。

下図の右は「太」の点が丸くデカい所に特徴があります。背の郭も丸いです。




下図の左はちょっと小型版で太字。「大」です。左は大丈夫ですな。

下図の右は何か怪しく見えます。薄いし背の郭とか四角すぎる? 創作系の偽物っぽい。


左の物は、筆の勢いが出ています。払いとか止めがあります。筆運びが見えます。

右の物は文字の外枠をなぞって作ったんでしょう。POP文字の様に見えます。





真贋は永遠の謎。

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