㋺ 延丹元宝 (東丹国)
これは先生方の間で盛り上がっていた草書体契丹銭。
東丹国の王、耶律倍の書である。との事。耶律倍は契丹では著名な書道家との事。
草書体の銭としては、北宋の淳化元宝よりも何十年も早いですよ、とあります。
下図の2枚が「延丹元宝」。
延丹元宝は東丹国建国の6年後に鋳造し、一種の国号銭との事。
追記です。(2014.04.26)
次ページの大丹通宝もそうですが、草書体の「丹」にしては怪しい崩し方で、
「丹」というよりも「典」にも見える謎がありました。
まあ書道に関しては全くの素人なので当方の疲れ目というアホな解釈で逃げていました。
でも最近になってピーンと来ましたよ!
この図です。
「契丹大字 多羅里本郎君墓誌」と思われる資料からの切り抜きです。
けっこう説得力があると思いますよ。
真贋は永遠の謎。