地久天長


これも契丹小字銭。右が銀銭。真中は背月星。

上側の字が
ならば「地」。違う字の気もしますが遼銭はその辺が緩い。くせ字?


(※追記です。異体字くせ字等については契丹文字は本当に寛容だったみたいですな。

  愛新覚羅烏拉煕春先生の右記リンク最下部に記載があります。→契丹語・女真語史料



neu-e=地、 
au?=天、 
ta=長、 
ur=永遠、久。

「地天長久」意訳で「天地長久」と思います。

通称は、上左下右の順で「地久天長」と言われてます。読み順が逆回転ですな。


「地久天長」という言い回しは漢語の慣用句みたいな物の様です。



下図の物は折十型の物。




下図が鍍金のスペシャル品で、背契丹卍卍。



ちょっと文字が明朝体っぽく整っている所がちょっと困る所ですな。

まあ先生方も所持されているという事で、大丈夫と思います。




真贋は永遠の謎。唐獅子契丹。

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契丹文字の読みと解釈は全て他所からの引用です。