天朝万順 周十六小字 背鳳凰


けっこうエラい物らしいですな。

大先生の書籍「契丹文珍稀銭幣考釈図説」に鍍金銭が掲載されてます。銀製もある様です。



下図は鍍金ではなく銅ですが、近年の宅地開発か何かで出土したんでしょう。

一時期に少し市場に流れた物を入手できました。

当方と同じタイミングで入手された先生もいらっしゃる様で御座います。



大先生の別の書籍に依ると、鋳造は天顕元年の9月。

中側の文字が「天朝万順」まあ愛新覚羅烏拉熙春先生によると天神万千でしたな。

周囲の契丹小字を解読するのは当方には無理です。

背の紋様は、海の上を飛んでる鳳凰ですな。ちなみに直径に対する厚みは普通です。


こいつの上部に吊り掛けみたいな笹の葉模様の出っ張りがついた別版もありました。

という事は古銭じゃなくて? 腰牌? 腰牌は認識票でしょ?

まあ、銭牌という物もありますし、吊り掛けみたいな花銭もあるので古銭と言う事で。



契丹文大字《天朝万顺》吉语钱



すでに偽物が出回っているとの事です。

右リンクの先生が指摘。金銭の方はボケてて完全に偽物→[转载]契丹文!天朝万岁古銭

皆様ご注意を。→偽物業者の現場写真





真贋は永遠の謎。 怪しいジャンルです。創作古銭かも? 入手する貴方は散財家。(爆)

→次のページ   怪鳥ロプロスですか?