遼国通宝 試鋳貨か?


下図の左上から、「遼国通宝」「天暦通宝」。

下図の左下から、「天昌元宝」「天泰元宝」。

これらは遼国通宝が入ってなかったら見逃す所でした。




他に、「天昌通宝」「収冊通宝」「収賛元宝」「進暦元宝」「壽龍通宝」

「徳慶通宝」「隆慶通宝」。

金朝銭の様な書体の「會貞通宝」「阜正重宝」「至啓重宝」「清徳元宝」。

まあ価格がつり上がったんで入手しませんでした。


共通点として、面は緑色にびっちり錆びてますが、背は緑ではありません。

机上に並べられたまま眠っていたのでしょうか?


一体どこの国の、いつの銭なのか、それともやっぱりファンタジーなのか。

ヒントは遼関係という事と、金朝があった頃という事。






・2014.12.29追記。

 最近気づいたんですが、上図の「天昌元宝」の「元」の文字が1カ所割れています。

 そこを拡大鏡でよく見てみると、文字の部分は金属では無いと思われます。

 そういう観点で「天泰元宝」を見ると文字だけが怪しく黒いですな。

 表の縁と郭は金属です。裏は全面が金属。古銭の形になるベースの部分は金属ですが、

 その上に粘土と金属粉と松脂みたいな物で作った「文字」が張り付いている様です。

 母銭のさらに元となる母形の様な雰囲気がして来ました。





真贋は永遠の謎。 怪しいジャンルです。創作古銭かも? 入手する貴方は散財家。(爆)

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