大泉五十? 大(氏)千年   (2014.03.08 改題)


● 本題に入る前の長い話です。まずは下図の古銭の話にふれておきます。

これは大先生の著作「契丹文珍稀銭幣考釈図説」を見て当方が描いたイラストです。

「大丹国宝」と説明があります。金銭、銀銭、合金銭が出土したらしいです。


大先生の著作120ページには、下記の様な反対意見に対し快く思っていない記述があります。

下記の内容は当方が考えましたが、どう受け取るかは皆様次第、という事でお願いします。


それでは始めましょう。

「大丹国宝」の読みと意味は、一説によるとこうなります。

=mos 偉大な →大
=i  「イ」と読む →キタイの「イ」
=gur 国
=bou 宝




単独使用の「イ」は契丹小字では例が無いらしいです。

契丹を、契=ki 丹=tai と区切る事は出来ません。 
=kita 
=i になります。

よって上図の古銭を「大丹」と解釈するのは苦しいですな。それではどう読むか?

mos=大 の活用変化として mos-i=
があり得る。それでmos-iとは何なのか?

大、つまり王族の姓氏が「大」氏であるという事。( 渤海国の初代の王は大祚栄です。)

と言う事は「大丹国宝」ではなく「mos-i gur bou」=「大(氏)国宝」だったんだな。


根拠は下記のPDF文書です。検索して見つけて下さい。

日本語文書     契丹文 dan gur 本義考

中国語文書     契丹文dan gur與「東丹國」國號



そこから発想を得まして、下記の仮説を思いついた訳です。




● ここからが本題です。

下図の左の銭は銀銭で、胡書「大泉五十」と言われています。

右の「大丹万年」( 大v丹万年)の相補的関係、兄弟銭? 背の日月が同じです。


大泉五十とは読めませんな。

解読の手がかりとして、後の時代の古銭から似た文字を取ってきたのが下図です。



→天朝万順銭は天神万千です。 →神冊元年  →天顕通宝


けっこう似ていると思いますが、如何でしょうか?

上=大(mos) 右=i 左=千 下=年   mos-i 千年 つまり、


新説、 「大(氏)千年」。


鋳造年は東丹国の建国時とすれば、すでに契丹文字は確立した筈ですが、前段階的文字?

契丹文字の完全普及までには至っていない時代だったのかも知れません。


大v丹=契丹  「v丹」⇒格上⇒万年

大丹=東丹国  「丹」⇒格下⇒千年

丹国=dan gur=東丹国

大国=mos-i gur=大(氏)国 つまり渤海王の大氏の国、東丹国。

(大(氏)国という名は、東丹国の民を黙らせる名目上の銭銘と思います。)




色々こじつけが怪しいですな。

本当はですな、宇宙文字なんです。


それで大の字はどうなったのよ?

あれはクラゲ型宇宙人です。


そして背の日月はこれの事。

(爆)

数千年の時を超える壮大なストーリーでしたね。(爆)



宇宙人はお金を使用するんでしょうか? お金もあるかも?

と言う事でして、

UFOの中で借金地獄! (爆)

アンドロメダ銀河でハイパーインフレ発動! (爆)






真贋は永遠の謎。 怪しいジャンルです。創作古銭かも? 入手する貴方は散財家。(爆)

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