㋺ 天成元宝、清泰元宝  [後唐]



下図は天成元宝。日本ではあまり見掛けませんな。知られた珍品のため偽物も多い様です。


天成年間の鋳造は後唐の正史に記載無しとの事。

北宋の洪遵が書いた「泉志」という本に天成元宝の記載があるとの事です。

先生のブログにそのように書いてあります。




そして下図の2枚は左が折三サイズで、右が折五サイズ。

カタログ非掲載で怪しがられて売れ残ってますから、そういう意味で見掛ける事も多いです。

(2013.09.30 追加)





下図は清泰元宝。まだ色々と不明です。後唐の鋳造であるという説がひとつ。


別の説では、元朝乃清泰寺観銭という風に記載している本もあります。

元の時代の供養銭という事ですか?中国語が判らんので困りますな。


さて、下図のものですが、右が本に記載のある折三〜折五くらいの大きさの清泰元宝。

左は資料に記載の無い小平銭。


五代  清泰元宝  小平




真贋は永遠の謎。

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