㋺ 天成元宝、清泰元宝 [後唐]
下図は天成元宝。日本ではあまり見掛けませんな。知られた珍品のため偽物も多い様です。
天成年間の鋳造は後唐の正史に記載無しとの事。
北宋の洪遵が書いた「泉志」という本に天成元宝の記載があるとの事です。
先生のブログにそのように書いてあります。
そして下図の2枚は左が折三サイズで、右が折五サイズ。
カタログ非掲載で怪しがられて売れ残ってますから、そういう意味で見掛ける事も多いです。
下図は清泰元宝。まだ色々と不明です。後唐の鋳造であるという説がひとつ。
別の説では、元朝乃清泰寺観銭という風に記載している本もあります。
元の時代の供養銭という事ですか?中国語が判らんので困りますな。
さて、下図のものですが、右が本に記載のある折三〜折五くらいの大きさの清泰元宝。
左は資料に記載の無い小平銭。
真贋は永遠の謎。
◆天成元宝、清泰元宝