㋺ 応天元宝、乾聖元宝、応聖元宝 [桀燕]
「應天元宝」略字で応天元宝。
これも唐末の幽州に「大燕」別称「桀燕」が勃興して作った銭と言われています。
下図の物は中国古銭大集に掲載されている拓本に似ている物です。背万。
厚みが3.6mmあります。怪しくないとは言えませんな。(爆)
(2014.07.05 追加。)
左も「應天元宝 背万」です。 厚み2.7mm。
「背二万」という説もありますが上の「背万」より軽いですよ。
右は「應天元宝 背天」こちらは厚みが3.8mmあります。
背天の物は遼鋳という説があります。
大燕は遼の隣なので、遼と関係あるのかも知れません。
「背二万」の、万ですが上図左の物は横棒が余計にはいっていて「亐」の様に見えます。
汚じゃないですよ、汚いけど。(爆)
普通の「万」じゃなくて「二万」とはこれ如何に? 天と万の合成なんですかね?
下図は乾聖元宝 背百と応聖元宝 背拾です。
この版は文字自体が怪しいです。特に乾聖元宝の「聖」が怪し過ぎて笑えます。
しかし最近の偽物ではありません。けっこう古い偽物かも知れません。
これ以外にも何種か別版が存在する様です。
まさか本物だったり? まあ不明です。(爆)
(2014.07.05 2枚を追加。)
このサイトの 中国CCTV「鑑宝」のページにも掲載しています。
真贋は永遠の謎。
応聖元宝