㋺ 元祐通宝から少々
これは判りにくい例ですな。
下図の左の物は元祐通宝 行書 鉄母です。直径は折三。
比較の為に、真中が普通の折二銭、右が普通の小平銭を掲げます。
左の鉄母銭は単品の写真だと普通の折二銭に見えてしまいます。
これじゃ全く目立ちませんし、興味を持つ人も少ないと思います。
でも詳細に観察すると鉄母という事が判る訳です。ちなみに厚みが2.7mmあります。
さて下図の物は折三銭ですか? 書家が違いますよ。
※追記。折三と思ってましたが重さが軽いんで折二だなこりゃ。訂正訂正。(爆)
行書は行書なんですが癖のある文字です。見掛けない版ですな?
上段の書体はポーズを取っている様に見えます。決めポーズ。
下段のこっちの書体は酔っぱらってグテッとしてます。力が無い。駄目オヤジ。(爆)
真贋は永遠の謎。当方なりに擬人化を有効にしてみた。(爆)
◆元祐通宝から少々