㋺ 至和元宝、通宝、重宝を少々 (2015.12.19改題。)
まずは小平の元宝。
左は美制隷書ですな。中国古銭大集の評価額は400元です。厚みが1.7mm。
真中は普通品の楷書で狭穿ですな。こちらの厚みは1.2mm。
右も普通品で篆書ですが、これは陰起郭かな?
(2015.12.19 追加。)
下図は通宝。2枚とも普通品です。元宝は旋読でしたが、この通宝は対読ですな。
左は楷書で濶縁。
右は篆書で、これも濶縁ですな。
以下は至和重宝で、銅製でサイズが大きいから、これも判り易い。
下図の2枚は折二銭です。折二は試鋳貨だったらしいです。
両方とも厚みがあり、下図の物は2.1mmです。
下図は折三サイズですが左の厚みが3.4mmで鉄母銭か? 右の厚みは2.5mmで折三か?
左は他のものと違い「和」の位置が下にある対読、背の文字は「虢」。
しかし、母銭なのに背の文字がつぶれかかっているケースも無きにしもあらず?
下図は何かでかいですな。折五銭で珍品ですな?
真贋は永遠の謎。
◆至和元宝、通宝、重宝を少々