㋺ 宋通元宝を少々
宋銭も基本に戻って、見た目に普通品ぽい物を追加します。
下図の左は背月ですが、月の場所が斜めを向いている物。でも安いです。
真中は右跳元ですな。これは書籍「中国古銭大集」では2500元とあります。
右は小祥大字で見掛けませんな。でも評価額は10元で安い?
小祥大字を見て思ったんですが 何かね、長通濶縁を削った物なんじゃないの? (爆)
(2013.12.26 上図の3枚を追加。)
次は宋通元宝の広穿です。四角い穴が大きく見た目に判り易いです。
宋通元宝 広穿の、鉄范銅と鉄母銭はどこが違うのでしょうか。
鉄范銅は薄く掘りも浅いです。左の物は1.4mm。
鉄母銭は厚いです。真中の物は1.9mm。彫りも深く、重さも4.3g程度あります。
鉄范銅は鉄銭と同じ風に作った見本ですな。母銭は鋳型を作る時の原型です。
左が「宋通元宝 大字 広穿 鉄范銅」真中が「宋通元宝 小祥 広穿 鉄母」。右は普通品の背星。
( 2013.12.26 右の1枚を入れ替え。)
下図は謎の折三銭です。書籍「中国古銭大集」に掲載されていません。
創作銭じゃないの?とか花銭とか言われてましたが、21世紀になって出土していますぞ!
下図と同一版の鉛製母銭も大陸の先生が紹介しています。
・・・(リンク先のページ消滅!)
しかも2種類ありました。
( 2013.12.26 右の銭を追加。)
真贋は永遠の謎。
◆宋通元宝を少々